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HWスタートアップの見たCES①

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皆様明けましておめでとうございます!BONX CTOの楢崎です。 今更恥ずかしげもなくあけまして云々って書きましたが、新年一発目のご挨拶はあけましておめでとうであるべきなので仕方が無いですね。1月も終わりかけで新年一発目の投稿という更新頻度。今年はどうにかしたいなぁ(遠い目)。多分でんでんとは読まないです。

さてさて、前回の投稿から二ヶ月あき、さらにCES自体からも3週間近く空いていますが、今年も1/5〜1/8にラスベガスで開催されたCESに参加してきましたので、その模様でもお伝えできればと思います。なお、BONXは出展者ではなく純粋に参加者なので、CESの舞台裏等の話は一切なく、純粋に現地に参加してきた感想・肌感覚を共有できればと思います。

CES自体について

CESにおけるスタートアップの位置付け

日本の大手メディアでは「世界最大の見本市」というタイトルで紹介されることが多いですが、実は世界各地からスタートアップが多数ブース出展しているグローバルスタートアップの祭典という側面も非常に強いと思います。私が参加するようになったのは昨年からなのでその前の模様についてはわかりませんが、 L.V.C.C(Las Vegas Convention Center)Sans Expoという2つのメイン会場のうち、Sans Expoの一階部分は“Eureka Parkとよばれ、全てのブースがスタートアップだけで埋められています。大手メーカーブースは巨大な画面に建築物、きれいなお姉さんがデモしてくれたりと、いわゆる展示会っぽい雰囲気ですが(日本のCEATECなんかとはかけてるお金が桁違いなんでしょうが・・・)、Eureka Parkのブースはほぼ全企業がテーブル1つにパネル一枚程度、あとは自分たちのプロダクトだけ、という潔い展示の方法です。ただ、やはりどの会社もCESにかける思いがつよく、非常に熱意あるデモをいたるところで繰り広げています。また、大手メーカーの方や投資家と思われる方も多数来場しており、熱気がムンムンしていてお祭りみたいで非常に面白い空間です。自分がスタートアップ側だから、全会場回った中でももう一度行こうか考えたのは唯一Eureka Parkでした。

f:id:bonx:20170129232831j:plainf:id:bonx:20170129232939j:plain 会場のイメージはこんな感じで、各ブースが狭い分混雑具合もすごいです。 非常に話題になっているFOVEさんのブースも至ってシンプルな感じでした。

ハードウェア>ソフトウェア?

CESのイメージとしてハードウェアメーカーばかり、という風に思われがちですが、ソフトウェアやソリューションのスタートアップも非常に多数参戦しています。パット見た感じですが、特にヘルスケアアプリ、ビックデータ系、VR系なんかは多かったように思います。もちろんB2Cのプロダクトが中心なので、B2Bソリューションはあまり見ませんでしたが、ソフトウェア畑のひとも行ってみると思わぬ競合・パートナーが見つかって、面白いかも?(写真あんまり取らなかったな・・・)

国別スタートアップ選手権?

Eureka Parkの中はいくつかのコーナーに分かれていて、VRやWearableなどプロダクトカテゴリごとに別れているほかに国別コーナー というのがあります。ここを見ると各国のスタートアップコミュニティに対する熱の入れようがわかるような気がしますが、ダントツででかいコーナーを持っているのがフランスです。FrenchTechというタイトルをつけて、ハード・ソフト問わず20〜30程度の自国出身スタートアップを展示させていました。昨年来たときもフランスは非常に大きなコーナーを唯一持っており、政策的な取組も含めて、非常にスタートアップに投資をかけてきているのだと思います。その他、国別にコーナーを持っていたのは覚えている限りだとイスラエル、オランダ、韓国(と言うかSamsungのAcceralator?)だったかと思います。個人的にオランダにはスタートアップのイメージが全く無かったので少し驚きました(プロダクトとしてはデカイスピーカーくらいしか覚えてませんが・・・)

なお我らが日本はというと、SansExpoの2FにJETROブースと銘打っていくつかのスタートアップを出展させていました。ただ、やはり スタートアップはEureka Parkでこそ輝くのでは無いかと思います。世界中から来場する人全員がスタートアップならではのWowを期待している展示会というのはCESくらいしか無いのではないでしょうか? 仮に日本の政府関係者の方がこのブログを見られたら、 ぜひEureka ParkにJapanese Startupブースを!!! ここ以外だと大金をかけた大手メーカーブースの近くとなってしまうため、あんまりROI高くないかもしれませんよー。(そしてBONXもそっとおいておいて頂けるとなおありがたいですmm)

マーケットについて感じたこと

True Wireless Earphoneの勃興

さて、BONXは Hearable というプロダクトカテゴリーにくくられます。これは Hear(聞く) + Wearable(身につける) を組み合わせた造語で、平たく言えば耳に装着する音に関係したプロダクト、という意味です。日本だとまだあまり馴染みのないプロダクトカテゴリですが、海外だと非常に注目され始めております。この記事なんかを見とくとマーケットがわかっていいかも。

ただ、この「注目され始めてる」という言葉、今まで僕もメディアでしか知らなかったので実感としてはなかなか持ちづらかったのですが・・・・やばいよ、来てるよHearable。すぐそこまで。

間違いなくAppleのAirpodのせい(おかげ?)だと思うのですが、今回のCESは大手・スタートアップ問わず True Wireless Earphone(いわゆる完全ワイヤレスで耳栓型のイヤフォン)が至る所に出ていました。SONYさんも完全ワイヤレスタイプのプロトを出展されていましたし、その他にもネットメディアやクラウドファンディングでみたプロダクトの実機が多数出展されていました。 f:id:bonx:20170130000817j:plain  f:id:bonx:20170130000903j:plain

製品の機能としては音楽聴取が中心ですが、間違いなくこれらのプロダクトはHearable。今年は後年Hearable元年と呼ばれるような、次々新たなプロダクトが市場に出てくる年になるのかもしれません。BONXとしては、市場の拡大期でもありつつ競合候補が出て来るような、勝負の年になりそうですね。気合い入れなきゃ。

なお、昨年のCESであれだけ見たドローンは、今年は殆ど見られませんでした。中国系メーカーですらほとんどなかった気がします。何かが流行るということは、何かが廃れるということなんですねぇ。。。

家電は外で使う時代?

その他昨年からの変化として感じた点だと、アウトドア訴求のプロダクトが非常に増えていたように感じます。カシオさんのアウトドアスポーツ向けスマートウォッチやNew Balance X Jabra X Intelのトリプルコラボスポーツイヤフォンなど、ブースのパネル画像も含めてアウトドアを意識したものが増えていました。アンダーアーマーブースも去年に比べて心持ちデカくなってたし。やはり世界中健康志向がましてきているんでしょうか?元々GoProが切り開いたアクションカムがアウトドア家電の走りじゃないかと思いますが、今年はカメラ以外のジャンルでもアクションスポーツ向けが拡大するのかもしれません。Intelのブースでデモとして延々トレッドミルを走らせられるモデルさんは不憫でしたが、、、 f:id:bonx:20170130003916j:plainf:id:bonx:20170130003913j:plain 延々このモデルさんのバイタルデータ+走る姿を見るというマニアックなデモの様子。

Alexa Available in everywhere!

さきほどのヒアラブルの話につづいて音声関連ですが、今年のCESは何でもかんでもAlexa Availableでした。スマート冷蔵庫(液晶付き)もスマートテレビ(薄い)も新型スポーツカーも、誰も彼もAlexa Available。音声UXが来る未来は個人的にそう遠くないとは思っていましたが、デファクトまで決まるほど急激に進むとは驚きです。こちらについてはメディアに様々な記事が出ているので個人的には割愛。 f:id:bonx:20170130001948j:plain

今回はここまで。 勢いで①ってタイトルつけたから、もう一回このネタで頑張って書きます。。。